こんにちは。ステッチの宮田です。先日、山形で開催された「ノーコードツールを使い、誰でもウェブサイトやアプリのプロトタイプをつくれるようになるための入門講座」に登壇してまいりました。本講座は、山形大学 社会共創デジタル学環 共創プロトタイピングラボの三冨さんが中心となって企画・開催・運営してくださったもので、「翌日から一歩踏み出せる実践知を得る」というテーマのもと、多様な立場の方が集まる場となりました。当日は、オンライン・オフラインあわせて30名以上の方にご参加いただき、イベント後のアンケートでは満足度平均8.58(10点満点)と、非常にありがたい評価をいただきました。ご参加いただいた皆さま、そして丁寧に準備・運営をしてくださった三冨さんをはじめ関係者の皆さま、本当にありがとうございました。イベントの概要と会場の雰囲気会場は、やまがたクリエイティブシティセンターQ1 のイベントスペース。山形市立第一小学校旧校舎(=旧一小)を創造都市やまがたの拠点としてリノベーションした歴史ある建物で、街に開かれたクリエイティブな拠点としても知られています。当日は、学生の方、社会人の方、地域で活動されている方など、バックグラウンドもさまざま。オンライン参加の方も含め、最初から最後までとても双方向的で、温度感のある雰囲気だったのが印象的でした。「聞くだけ」ではなく、「自分ごととして考えながら聞いている」そんな空気が、会場全体に自然と生まれていたように感じます。当日お話しした内容について当日は、三冨さんからプロトタイピングの考え方や、社会課題に向き合ううえで「まず形にしてみること」の重要性についてお話があり、イベント全体の土台となる視点を共有していただきました。また、株式会社ふえん 代表の安藤さんからは、「ノーコードで実現するアプリ開発」をテーマに、実際の事例紹介に加え、ノーコードアプリ開発ツール Click(クリック) を使った操作説明や、その場での開発デモも行われました。アプリが出来上がっていく様子をリアルタイムで見ることができ、ノーコードの実践的な可能性を感じられる内容だったと思います。そうした流れの中で、私は主にノーコードを活用したWeb制作事例のご紹介と、STUDIOの操作説明、開発デモをお見せしました。ステッチは普段、スクラッチ開発やWordPressをはじめ、様々なCMSなどを使った比較的大規模なWeb制作を行う会社ですが、実は今年の初めに、自社Webサイトを WordPress から STUDIO に切り替えています。その理由や背景を、なぜプロの制作会社がノーコードを選んだのかSTUDIOに切り替えて何が変わったのかその変化は、企業だけでなく地域や社会にもどう活かせるのかといった切り口でお話ししました。また、実際に取り組んでいるプロジェクトを例に、ノーコードを使って「まず形にして検証する」ことが、課題の解決策やアイデアの価値を素早く検証し、関係者を巻き込みながら前に進める推進力になることや、地域連携や社会課題へのアプローチにどう役立つのかもご紹介しました。活発だった質疑応答特に印象的だったのが、質疑応答の時間です。「ノーコードツールは多岐にわたるが自分に合ったサービスをどのように調べているか」「大学で取り組んでいることにノーコードを活用したいのだが、どんな点に注意したらよいか」「(具体的な現状の課題を挙げたうえで)ノーコードの活用が可能か意見を頂きたい」といった、かなり具体的で実践的な質問が多く、参加者の皆さんが「自分たちの現場で使うこと」を前提に考えてくださっているのが伝わり、登壇者としてとても嬉しかったです。まとめ今回の登壇を通じて、特にお伝えしたかったのは次の2点です。① ノーコードのメリットは、そのまま“社会課題の解決”に直結するスピード、更新性、コスト、関係者との合意形成のしやすさ。これらは単なる「便利さ」ではなく、社会課題や地域課題に向き合う上での現実的な武器になると考えています。② スキル・人・時間・予算が限られている組織にこそ向いている「専門スキルがない」「人手が足りない」「時間も予算も限られている」それでも「やってみたいことがある」。そんな人や組織にこそ、ノーコードはフィットします。完璧なものを最初から作らなくてもいいので、まず形にして、試して、改善していく。その一歩を後押しできるのが、ノーコードの大きな価値だと考えています。今回のイベントを通じて、ノーコードが単なるツールではなく、人や組織、地域のチャレンジに寄り添う存在になり得ることを、改めて実感しました。ステッチとしても、これからもそうした取り組みに、伴走していければと思っています。改めて、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。山形大学 社会共創デジタル学環https://www.cid.yamagata-u.ac.jp/